単相トランスの1次側を保護するには
2021年09月14日 17:54:33
単相トランスの1次側を保護するためには、ブレーカやヒューズが一般的ですが、
サーキットプロテクタや漏電ブレーカで保護している場合が有ります。
その際に気を付けなくてはいけないのは、
サーキットプロテクタの場合、ご存じの通り過負荷の保護のみで短絡保護が有りません。
トランスの1次側は、主に短絡電流に注意す津必要が有ります。
トランス自体の長い時間の経年劣化で絶縁物が劣化して短絡する場合や
2次側の短絡により短絡電流が流れます。
従って、転落事故の場合は、サーキットプロテクタの上位にブレーカやヒューズが有れば段丈夫です。
漏電ブレーカの場合は、絶縁トランスの保護であれば、
漏電ブレーカと絶縁トランスの間だけになるのであまり意味が無いような気がします。
どうしてもトランスの1次側に漏電ブレーカを選定したい場合は、
絶縁トランスをやめてオートトランスにすると
トランスの1次側と2次側が繋がっているので漏電を検知しますのでその方が良いですね。
ちなみに2次側を漏電ブレーカ資するのが一般的です。
その時は、N相を設置することをお忘れなく。
トランスはタイミングによって電源投入時、
1次側の定格電流に対しておよそ20倍程度(あるいはそれ以上の)の突入電流が有ります。
時間にしておよそ0.1秒間です。
従って、ブレーカなどは、遅延型を選び定格1次電流の約2倍程度の直近上位を選定するのが一般的です。
例えば、ブレーカの動作特性曲線から0.1秒の時を見るとおよそ10倍程度のなります。
従って、定格1次電流を20Aとすると20倍であれば400Aの突入電流でも大丈夫なことになります。
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