PLC制御とは
2021年10月19日 14:25:27
PLC(Programmable Logic Controller)は“専用のマイクロコンピュータを利用してシーケンス制御を行う機器”のことです。シーケンス制御とはあらかじめ定められた順序・手続きに従った制御のことです。以前は電気信号を中継しスイッチとして利用するリレー回路が機械制御において広く普及していました。
しかし、ライン制御から集中制御、分散制御へと求められる制御の規模が拡大するにつれて再設計・再調整への対応の複雑化や巨大化した制御機器の設置場所不足などの問題が生じます。そこで、コンピュータ技術を背景に大きな拡張性や変更容易性を持つPLCが大手自動車メーカーGM(General Motors)などの要求を受けて、1960年代後半に開発される運びとなりました。PLCはその後IC・LSI(集積回路)技術の発展により小型化・高速化を進め、NC装置への展開や高級なデータ演算処理、インターネットとの接続など高機能化を進めています。
PLCのことを「シーケンサ」と呼んでいる方も少なくないでしょう。実は、シーケンサは大手PLCベンダーの三菱電機がつけた商品名です。両者は同じものを指すこと、PLCが機器名、シーケンサは商品名であることを覚えておきましょう。
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